こんにちは!派遣ねこです。
30歳から派遣社員に転職を考えている方に
正社員と比較してメリット・デメリットを私の体験から感じたことを書いていきます!
転職を検討している方の参考になれば幸いです。
1. 派遣社員のデメリット
①ボーナスや退職金が出ない
まず、私が勤めていた派遣会社ではボーナスがありませんでした。
しかし、その分給与に上乗せされているらしいのですが、
大きく変わっている気はしませんでした、、
また、長く勤めていても退職金はありません。(代わりに確定拠出年金にしているところもあります)
昇給は「有期雇用」か「無期雇用」かによって異なりますが、有期の場合は契約更新時に交渉します。無期の場合は派遣元の規約にもよりますが、正社員に近い存在なので派遣元の業績が良ければ毎年昇給があるかもしれません。
30代の男性となると将来のことを考える時期だと思うので、資格取得したり普段の仕事で
成果をあげて、派遣先の正社員になることを視野に入れておくのがいいと思います。
②同じ場所で長く働けない
有期雇用の派遣社員ですと同じ派遣先で働けるのは3年までと決まっています。
職場の雰囲気や人間関係、通勤に慣れてきたと思ったらコロコロと派遣先が変わることになります。
以下のような人にはメリットになります。
- 職場の人間関係がめんどくさい
- 働く場所が変わった方が刺激があっていい
- 色々な知識・技術が身につく
逆に、
- 派遣先の居心地が良い
- 同じ会社でずっと働いて難しい仕事も任されたい
- また一から人間関係を構築するのが大変
という方にはデメリットです。
同じ派遣先に長く勤めたければ無期雇用に転換するという方法もあります。
派遣先が何度も変わると、例えば結婚している方で家を買おうと考えている方は場所選びに悩むと思います。
都心部の近くに住んでいる方ですと、都心の方が仕事が多いので都内で働くことになると思います。
③自分の希望する職種につけるかわからない
現在のあなたが持ってるスキル・経験によっては希望する職種にすぐにはつけない可能性があります。
私は入社当初プログラマーを目指していましたが、完全な未経験でしたので、すぐには
開発会社やWEB系の会社には入れませんでした。(資格より経験が重視されるためです)
初めはシステムに関するヘルプデスク業務やサーバーの保守業務でした。
無期雇用ですと派遣されていない時も給料が出るため早く派遣先を決めようとします。
(それも知らず私は2社ほど断り渋々ヘルプデスク業務になりましたが)
残業もなくホワイト企業だったので今では良かったと思っています。
30代となると早めに経験を積んで一人前になりたいと考えるはずです。
派遣先企業にアピールできる資格やスキルがあれば、希望している職種に入り込める可能性も
出てくるので、なるべく難易度の高い資格を取得し自分の市場価値を高めておくことをオススメします。(基本情報技術者や応用情報技術者など)
④契約を解除される可能性がある
あまりないとは思いますが契約している業務が能力的に出来なかったり、
出勤率が悪いと契約を解除される可能性があります。(遅刻、よく当日欠勤するなど)
また、派遣先の業績が悪いと人件費削減のために、派遣社員を削減する可能性があります。
新しい人を取るのを制限するとかで、今いる人材を削ることはないとは思いますが。
そういった心配もあるので普段の仕事ぶりは重要です。
合わせて資格を取得して必要な存在でいることで防げるはずです。
私の職場でも出勤率が悪くて契約を解除されている人がいました。
寝坊や体調不良であっても当日欠勤を繰り返すなどは印象が悪いので注意したいところです。
⑤正社員よりも情報の共有が遅い
派遣社員だと外部の人間となるので、正社員間で情報共有があっても派遣社員には言えないこともあります。
正社員が会議するときは派遣社員のみ残って仕事をしてました。(もちろん会社によるとは思います)
私が配属された派遣先ではシステムに新しい機能が実装されるときは、早い段階で正社員間で内容を知っていますが、情報が確定するまでは言えないため派遣社員には急遽伝えられる感じでした。
内容把握のために資料に目を通すのですが、実装まで時間がないので大変でした。
私は気にしない人間ですが社員間のみで情報共有しているので、何か壁みたいなものを感じてしまう人もいるかもしれません。
2. 派遣社員のメリット
①大手企業で働けることがある
大手企業では人件費を調整できるように派遣社員を入れているところも多いです。
普通に入社するのは難しくても派遣ではあれば働ける可能性があります。
大手しか扱えない案件にたずさわれるので、やりがいがありスキルアップに役立ちます。
大手企業となると残業時間や有給休暇の取得状況がしっかり管理されていて従業員への待遇が良いです。
働きが良ければそのまま直接雇用される可能性もあります。
出勤率はもちろんのこと、大きな仕事をやって上司が推薦しやすい状態しておくといいです。
私の場合ですと、社内にあったデータベースサーバーをクラウドにしようとなった時に、皆が入力している入力画面、検索画面なども無くなるので、一から構成や仕組みを考えました。(なぜか社員は誰もやりませんでした)
②人間関係が楽
会社にもよりますが正社員だと忘年会や暑気払いなど、会社の飲み会が設けられていることがあります。人によっては仕事が終わったらすぐ帰って自分のことをしたい、気を使うだけで楽しめないという方も多いはず。
参加を任意にしているところもありますが、正社員であれば今後の人間関係のことを考えると不参加にしにくいと思います。
派遣社員ならそもそも会社が違うので派遣先の飲み会に参加させられることはないと思います。
任意でも不参加にしたからといって何か問題になるということはないはずです。
私は1度だけ事務所全体の暑気払いは参加しましたが、その後コロナになったことで飲み会がなくなりコロナが終わっても断ってました。
また、有期雇用の派遣社員の場合は3年で派遣先が変わるので、合わない人がいたとしても職場が変わるので気が楽です。
仕事の時間内でのコミュニケーションは良くても、仕事が終わった後も気を遣う、仕事とプライベートを分けたい人には向いてると思います。
③残業がない、もしくは少ない
派遣先と契約を結ぶときは業務内容が決まっています。
契約に定められた仕事以外は基本的にしないはずなので残業が少ないか全くない傾向にあります。
(派遣先によって違うと思いますが6割の人は全くないか少ないようです。)
私の場合は大手企業の子会社でしたが、大手の場合ホワイト企業が多く子会社もそれに
合わせることになります。GWなど休みが多く残業も少ないのでワークライフバランスがしっかりしています。
正社員で入るとブラック企業だったとしても中々簡単には転職できないですが、派遣社員であれば職場の雰囲気やどんな会社か知れるので、嫌なら別の現場に移れるのは強いメリットです。
④副業の時間が確保できる
残業がないところに配属された場合、残業の時間を副業にあてることもできます。
平日は仕事終わりに本を読んで知識をつけて、土日の余裕がある時に学んだことを実践。
ワークライフバランスがしっかりしていると計画が立てやすいです。
(私は資格の勉強を頑張っていましたが5年経った現在は副業のことを勉強しています)
今の世の中サラリーマンの収入は中々希望通りには上がっていかないので、収入源を複数持っておくと安心です。派遣社員は正社員より年収が少ないので、その分副業でまかなえたら生活は楽になるはずです。
本業で残業して稼ぐという手もありますが、その分時間を取られてしまうので時間を取られない方法がオススメです。
⑤派遣会社が間に入ってサポートしてくれる
派遣先で何か困ったことがあれば、営業が定期的に様子を見にくるので相談ができます。
配属された最初の頃は頻繁にやってきてました。
直接派遣先の上司に相談しにくい場合は代わりに派遣営業に言えば伝えてくれます。
営業との面談で聞かれるのは大体、仕事は順調か、今はどんなことをしているのかなどです。
将来のキャリアビジョンがある方は、営業に都度伝えて今後の配属先の選定など準備してもらうのがいいでしょう。
逆に派遣先から自分宛に何かある場合も担当営業を通して伝えてくれます。
私が勤めていたところでは派遣同士でチームを組んでなんでも相談しやすくしていました。
3. まとめ
今回派遣社員のメリットとデメリットを書いていきました。
まとめると以下のようになります。
派遣社員のデメリット
- ボーナスや退職金が出ない
- 同じ場所で長く働けない
- 自分の希望する職種につけるかわからない
- 契約を解除される可能性がある
- 正社員よりも情報の共有が遅い
派遣社員のメリット
- 大手企業で働けることがある
- 人間関係が楽
- 残業がないか少ない残業がない、もしくは少ない
- 副業の時間を確保できる
- 派遣会社が間に入ってサポートしてくれる
前職では毎日20:30まで仕事で、その後にITスクールや資格の勉強をしていたので、夏などゾンビ状態でした。私はずっと立ち仕事だったので座り仕事に憧れていました。
ITを選択したことで、ずっと座って仕事ができて土、日、祝休みと固定なのでかなり体が楽です。
残業なく早く帰れるようになった分、資格の勉強に多く時間割くことができました。
必ずしも直接雇用になれるかはわかりませんが、派遣社員のメリットは社内の雰囲気、人間関係など外からでは絶対わからない部分を知ってから入社するか決められることです。
その分年収は少し下がりますが、変なところに入って転職を繰り返すと経歴に傷が付きます。
有期雇用の場合同じ職場でキャリアを積めないですが、違う現場で新しいスキルが身につくかもしれません。
きっちり仕事を行い、自己研鑽をしていれば派遣先の会社から直接雇用のオファーがあるかもしれません。(証明できる資格やプログラミングなら成果物があると良いです)
自分の希望通りでなければ他の現場に移ってしまえばいいので、どちらも選択できるように努力しておくのが良いです。
私のようにIT未経験者の場合、「基本情報技術者」や「応用情報技術者」の資格を取っておくと、パソコンの幅広い知識が身につくのでオススメです。
30代となると選択肢の幅が狭くなります。もうすぐ30歳になるという方も早めに行動に移された方がいいと思います。この記事が少しでもあなたの役立てると嬉しいです。
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